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白井とおるサポーターズマガジンVol.32026年10月12日発行 発行:白井とおるサポーターズ

決断。新庁舎等建設、
建設費高騰により
現設計による建設、見直しへ

中東情勢含め建設費の高騰を受け、小中学校建替え等も進めねばならず今後の財政運営が非常に厳しくなると判断、悩んだ末、見直しを決断しました

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何が起きた?

現設計で進めてきたこれまでの経過と見直しの判断について

前市長時代からストップしていた事業を2023年に再開。法令に基づく設計の修正に着手

2024.12 念願の工事予算を議会で可決(約130億円)→ 2025 入札かけるも応札者なく2度入札中止 → 2026 174億円と想定し2027 or 2028年度に3度目の入札に向け調整 → 事業者ヒアリングから240億円相当の想定が必要と判断図を大きく見る

建設工事費の大幅な上昇により、小中学校建替え等を始めとした施設の老朽化対策と合わせて非常に大きな財政負担となる見通しとなったことから現設計により進めることは断念、方針を見直すこととしました。

建設費の大幅な高騰、今後の財政運営に危機感

長年の課題であった新庁舎建設は、本庁舎の老朽化と第二庁舎の賃借解消のため統合的な庁舎にし、防災および市民サービスの拠点と位置付けていました。また、約10年前に閉館した福祉会館機能の回復と保健センター等を合わせた福祉の総合拠点と併設する、複合施設として整備を計画。

2019年から設計に入ったものの、財政的な課題や市議会からの指摘等もあり、2022年に実施設計最終盤で立ち止まることに。白井市長就任(2022年11月下旬)後、公約「財政的課題をクリアのうえ、早期建設をめざす」の通り事業再開を決め、市議会にて工事予算を可決するなどして事業を前に進めてきました。しかし、建設物価高騰に加えて中東情勢の影響もあり、建設費がさらに高騰してきました。

2020年度からの建設費試算の推移(単位:億円)。基本設計時84.4(2020.6)、実施設計時90.7(2021.11)、中断、事業再開方針発表時115(2023.5)、建設工事予算可決時130(2024.12)、2度の入札中止、施政方針で3回目の入札を目指して調整することを表明174(2026.2)、5-6月の施工者へのサウンディング調査を踏まえて試算240(2026.8)。2022.11.27 白井市長就任、事業再開を指示図を大きく見る
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なぜ見直す?

現状のまま進めると、将来的に財政が行き詰まる危険性

新庁舎等建設費240億円で進めた場合の財政シミュレーション(イメージ)。公債費(返済支出)は2028年から増え続け、現在の約2倍となる40億円程度の公債費が続く見込み。財政調整基金残高(いわゆる普通預金)は減り続け、財政規律ガイドラインの指標「財政調整基金残高」40億円ラインを下回る。上記は小中学校建替えの計画に沿った事業費も含めた財政シミュレーションです図を大きく見る

市債(借入)増+金利上昇もあり将来の負担が増大

工事費の大部分を市債発行(借入)で調達することになり、工事費の増額に伴い借入額も増。後20年以上にわたっての返済(償還額)は、金利を含め想定以上に膨らむことになります。

◯ 建設費ごとの借入れ額と返済額の比較
建設費想定借入額金利償還額合計
130億円の場合約99億円約15億円約114億円
174億円の場合132億円約33億円約165億円
240億円の場合187億円約68億円約255億円

※240億円の場合は2026年8月段階での金利上昇を含めて試算

小中学校の建替え等も同時に進めなければなりません

現状のままでは、着工から7−8年後から毎年の借入額の返還(公債費)が財政を圧迫し、財政調整基金で補うも基金が枯渇する危険性も想定されます。庁舎等建設や他の市民福祉の向上とともに、今後の小中学校建替え等の公共施設の更新も深刻な課題であり、両立して取り組まねばなりません。

小中学校改築等の今後10年間の実施計画(小金井市学校施設長寿命化計画改訂版より)。2026〜2036年の小中学校14校の建替え・構想設計・先行修繕の予定表。第一小学校は2026〜2029年に建替え(一部改修)、第三小学校は2027〜2029年に構想・設計、2030〜2033年に建替え(一部改修)、第一中学校は2027〜2031年に構想・設計、2032〜2035年に建替え(一部改修)、第二小学校と第二中学校は2031〜2035年に構想・設計、2036年に建替え。建替えや改修が10年以上先になる学校は、先行して屋上や外壁等必要な修繕を行う予定図を大きく見る

※グラフや表は市議会への提出資料や議会答弁等から白井とおるサポーターズが独自に作成、金額は概算

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これからどうする?

新庁舎等整備は課題解消とまちづくりの観点から重要であり、事業規模等を整理の上、再設計に向け新たな方針策定の検討を始めています。

市長
報告

9月1日

新庁舎・(仮称)新福祉会館の今後の対応について(要約)

従来の方針では、2028年度、可能であれば2027年度の入札(及び着工)を目指していました。しかし、2回の入札中止を受け、改めて5月から6月にかけて、施工会社を対象に事前調査を実施したところ、一定の入札参加は見込まれるものの、工事費が240億円相当まで上昇することも想定される結果になりました。新庁舎・(仮称)新福祉会館の建設だけでなく、小中学校施設の建替え等老朽化対策も待ったなしであり、将来の財政負担を見通すと、このままの計画で進めることは困難であると判断。市民参加のもと議会の承認を得てここまで進めてきたなかで、苦渋の決断ではありますが、現設計での建設は断念し、事業規模等を整理し設計をやり直します。9月1日の議会で、その方針を報告しました。

詳しくは市HPで

新庁舎・(仮称)新福祉会館の完成予想図